カナダに住んでいると、街中や公園、スーパーなど、日常生活のあらゆる場面で英語が飛び交っています。
私の娘は1歳4か月ですが、特別な教育をしているわけではなく、家庭で日本語を話しながらも、自然と英語に触れる環境で育っています。
この記事では、日本在住のママに向けて、現地で子どもがどのように英語を身につけていくのか、そのプロセスと親が知っておくべきバイリンガル育児のベースをお伝えします。
実践法ではなく、まずは「考え方・見方」を理解してもらうことが目的です。
バイリンガル育児のベースとは?

バイリンガル育児で大切なのは、まず 「環境」と「時間」と「親の姿勢」 です。
環境:言語に触れる機会の多さ
時間:言語を吸収するには焦らずじっくりの積み重ね
親の姿勢:完璧さよりも、自然に楽しく触れさせる姿勢
現地の子どもはどうやって自然に英語を覚えるのか
日常生活での自然な触れ合い
・公園で順番を待つときに聞くフレーズ
“Take turns!”(順番ね)
・おもちゃの貸し借りで自然に覚える表現
“You wanna share?”(貸してあげられる?)
・食事や買い物で使う簡単なフレーズ
“All done?”(もう終わり?)
“Let’s go!”(行こう!)
これらは、「学習」ではなく体験を通して覚える言語です。
日本の家庭でも、同じように生活の中で英語に触れる環境を作ることが大切です。
親や周囲の姿勢が影響する
子どもは親の姿勢を見て学びます。
- 親が楽しそうに英語を使う
- 言語を間違えても笑って受け止める
- 完璧さを求めず、自然に触れさせる
これだけで、子どもは安心して言語を吸収できます。
親が完璧じゃなくても大丈夫

カナダには、英語が第一言語ではない家庭も多く、訛りが強かったり文法が少し間違っている人もいます。
でも、子どもたちは保育園や公園、社会で触れ合う中で自然とネイティブの発音や表現を身につけています。
実際に、私の夫も両親の英語は完璧ではありませんが、彼自身はネイティブとして自然な発音・文法・表現を使っています。
さらに、世界中の英語話者の多くは、第二言語として英語を話していて訛りがあります。
海外で生活していると、訛りのある英語を理解することが日常ですし、誰も完璧な英語なんて求めていません。
むしろ、子どもはこうした訛り英語も含めて理解できる力を身につけることが、本物のコミュニケーション力につながるのです。
親が不安になる必要はなく、まずは「正しい英語の音に触れる機会」を作りつつ、世界の英語の多様性に慣れることも意識すると良いです。
私のリアルな体験から見えたバイリンガル育児

Be gentle事件
娘に「Be gentle(優しくしてね)」を教えるとき、私は優しく「いい子いい子」としながら伝えました。すると、娘の中では「Be gentle = ナデナデ」と勘違い。
結果として、物を投げたり友達に強く触ったときに「Be gentle」と言うと、私のところまで来て頭をなでなでしてくれるようになりました(笑)。
このように勘違いが起きることもありますが…
まずは単語だけで教えるのではなく、状況や行動とセットで伝えることが大切です。
歌や動画で自然に覚える英語

カナダの子育て支援センターでは、歌や手遊びが中心です。
- Head, Shoulders, Knees and Toes
- If You’re Happy and You Know It
- Old MacDonald Had a Farm
このような歌や動画は自然にリズムと表現を覚える教材として最適です。
娘もYouTubeで色の名前や簡単なフレーズを覚え、気づいたら日常で口にするようになりました。
バイリンガル育児で親が知っておくべきこと
- 英語は短期間で完璧に身につくものではない
- 「環境」と「体験」が最優先
- 家庭での教材や習慣は後から追加でOK
- 親が楽しむ姿勢が、子どもの言語吸収を加速する
- 訛りのある英語も含め、理解する力を育てることが大切
💡日本にいるママが焦る必要はありません。子どもは自然に吸収できる力を持っています。
日本でも真似できるバイリンガル育児の本質
• 子どもは「学習」ではなく「体験」を通して言語を覚える
• 日常生活の中で自然に触れることが大切
• 失敗や勘違いも学びの一部
• 親が楽しむ姿が、子どもの言語習得を加速する
• 家庭での習慣や教材は、後から追加すればOK
• 訛りのある英語も理解できる力が、グローバルなコミュニケーション力につながる
バイリンガル育児は、環境+時間+親の姿勢+世界の英語の多様性を理解することが大切です。
まずはこのベースを理解することで、日本にいても焦らず、自然に英語を身につける土台を作ることができます。


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